MARCH合格のための教科別夏休みの過ごし方(高1,2生&高3生)~物理編~
MARCH専門塾YDアカデミア教務の宇山でございます!
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ご参考になれば幸いでございます!
この記事はこんな方にオススメ!
- MARCHの理系学部を志望しているけど物理を何からやれば良いか分からない。
- 夏休みに物理はどこまで終わらせればいいの?
- 高1・高2でまだ時間はあるけど今のうちから何をやっておいたほうがいいの?
学年別に夏休みの物理の勉強の仕方をご紹介していきます!
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高校1,2年生の夏休みの過ごし方〜物理編〜
化学編でも同じように説明を行ったが、理系科目である物理や化学を1、2年生の段階で受験に向けた勉強をする必要性はそこまで高くない。すでに高校において既習済みの範囲の復習をする程度を行っていれば、十分と言っても過言ではないくらいだ。
というのも、理系科目は独学で勉強することが難しい科目なのである。まずは理論を理解したうえでそれを基本的知識に統合したうえで、実際の問題などに取り組んでいく必要があるが、その問題を解く際に必要なコツなどもたくさんあるため、自分だけでやろうとすると間違えて覚えてしまったり、非効率的なものになってしまう可能性があるのだ。
特に物理は、分野として力学・電磁気・波動・熱力学・原子物理の5分野が挙げられるが、それぞれの試験に出る比重などが顕著であるため、それを知らずにすべてを勉強しきろうとしてしまうことは、時間の使い方としてあまりうまいものではない。
なので、この夏休みの内には、MARCH志望の高校1、2年生は、自分がすでに学校で勉強した物理の範囲を復習し、基礎知識を確実に覚えていこう!その際には、教科書や授業のノート、高校で配布された問題集などを使って、無理せずに勉強に取り組もう。
しかしながら、物理を今のうちに先取りで勉強しておくことにもメリットはある。現役合格を考えるならば、特にMARCH志望であれば、実際の試験で配点比率が高い英語と数学の対策を高3では中心的にやる必要がある。そこで、配点比率が最も低い物理などの理系科目には、そこまで勉強時間を割くことが難しいのだ。
なので、1、2年生の内に、物理の勉強を進め、基礎的な内容は抑えておくというのは戦略の一つと言える。しかし、上述したように自分で勉強を行うのがなかなか難しい科目であるため、勉強には工夫が必要だ。
そこでおすすめとなるのが、『物理基礎をはじめからていねいに』と『漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本(3冊組)』の二つだ。「はじめからていねいに」も「面白いほどわかる本」もどちらも定評のあるシリーズであり、聞いたことのある人もいるのではないだろうか?
まずは、「はじめからていねいに」で物理基礎範囲を固めるのも良いし、「面白いほどわかる本」を使って物理範囲まで勉強してしまうのでもよいだろう。後者に関しては、3冊セットで「力学・熱力学編」「波動・原子編」「電磁気編」の3部構成になっている。特に受験で問われる「力学・熱力学編」だけの学習でも十分に効率の良い勉強となるだろう。
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高校3年生の夏休みの過ごし方〜物理編〜
物理が苦手な高校3年生と得意な高校3年生を分けて夏休みの勉強方法を紹介していく。
物理が苦手な高校3年生はどのように過ごすべきか
まずは、物理がそこまで得意ではなかったり、苦手だったりするMARCH志望の高3生がどのように夏休みを過ごせばいいのかを説明していこうと思う。
これは一言でいえてしまうのだが、焦らずに基礎を確実に身に着けて、秋から巻き返しを図るための揺るがない土台作りに励もう。これをしないで夏休みを終えてしまうと、いよいよ実践的な問題をどんどん解いていく必要が出てくる9月以降に強烈な痛手になってしまう。
夏休み中には、模試などもあり、夏期講習などで難しい問題などに取り組む機会があると思う。そこで難しい問題と向き合って全く手も足も出ない、、となった時に、多くの子は焦ってしまい、普段の勉強でも難易度の高い問題に手を出して、自身をどんどんと失ってしまう悪循環に陥ってしまう。
しかし、まだ焦らないでいい。基礎力を固める最後のチャンスがこの夏休みなのだ。その意識を忘れずに、無理の自分の実力に沿った勉強計画をしっかりと立てることが重要となる。物理は、基礎を固めればMARCHレベルの問題でも合格点を取ることができる科目だ。
問題数がそこまで多くないものの、物理の全分野を練習できるような基本的内容の問題集を一冊購入し、その1冊をミスなくこなすことができるように、繰り返していこう。そうすれば、効率よく物理の基礎力を底上げしていける。夏休みを終えて、物理の全分野の基礎の抜けがなくなっていることを目指そう。
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物理が得意だったり順調な高校3年生はどのように過ごすべきか
物理が得意だったり順調に進んでいる高3生はどのような勉強を夏休みに行っていけばいいのか。三つほどの物理の分野ごとに着目した勉強の方法を説明していこうと思う。
①力学分野の問題に粘り強く取り組み思考力を養おう
→まずは、力学に着目した勉強方法だ。入試において問われることの多い分野である「力学」は、出題されることが多い分、難易度の高い思考力が問われる問題が頻出となる。そのため、力学分野は得意にしておかないと、入試で高得点を取ることが難しくなってしまう。
そこで、力学に関しては、特に演習に力を入れて勉強していくことが重要となってくる。問題数を多くこなす必要はなく、一つの志望校のレベルに近い問題や基礎レベルよりは高いレベルの問題を、自力で考え抜き、出題者が何を問うているのか、何を求めていけばいいのか、などの方針まで考え、時間を使っていいから向き合ってみよう。
自分で最初から解ける必要はない。とにかくまずは難しい問題に対して自分の力で考え抜いてみることが大事で、このプロセスが最も思考力を養うにおいて大事なのだ。解説や解答が丁寧な問題集を使い、その解説の考えを自分のものとして、一度解答を作ってみることだ。必要なテクニックを身に着けるには「真似」というのも要素の一つになるということを覚えておこう!
おススメとなる問題集は『名問の森』や『実践 物理重要問題集』などだろう。前者の方が、解説が比較的丁寧であるが、難易度的には後者が高いため、両者とも中身を確認したうえで、選ぶと良い。
➁電磁気分野の典型的な問題を演習し、満遍なく点が取れるようにしておこう
→力学と並んで頻出な分野が、電磁気分野だ。しかしながら、電磁気分野はなかなか難しい内容であることが多く、頻出であるにもかかわらず得点を稼ぐことができないという傾向が受験生には見受けられる。
しかしながら、MARCHなどの大学やその他の難関大学でも同じなのだが、電磁気分野で出題される問題の内容はそこまで難しいものではなく、典型的な問題であることが多く、典型問題の演習をきっちりと行っておけば、実は得点することができるものなのだ。
典型問題はどの科目でもそうだが、難関大ではこんな典型問題は出ないと、レベルの高い大学を志望しているほど勉強を疎かにしてしまいがちだ。その誤った考えのまま受験に突入することは非常に危険だ。典型問題があるからこそ、難しい応用問題が作られるのであって、典型問題を解く実力があってこそ、難問に立ち向かっていくことができるようになるのだ。
そこで、頻出の典型問題が多く掲載されている問題集や参考書を利用し、取り組みやすい問題から潰していき、典型問題を網羅的に解答できるようになることを目指そう。そこでおすすめとなるのは、物理を勉強している多くの受験生から支持を受けている『良問の風 物理頻出・標準入試問題集』だ。
上記問題集は典型問題が全分野に関して掲載されており、基礎から応用まで典型問題を使って勉強することができ、苦手な人から得意な人まで等しくおすすめすることのできる教材だ。ぜひとも一度手に取って、中身を確認してみてほしい。
③波動、熱力学、原子物理の実践的な基礎力を養成しておこう
→最後に残った3分野の勉強についてだ。受験問題という観点から見た時に、これらの3分野に関しては、力学と電磁気に比べて、頻出度が下がる。そのため、受験対策においては、優先度が比較的低くなる3分野となる。もちろん出題されないなどということはないため、勉強すること自体は必要にはなる。
しかしながら、①②の勉強を優先してほしいことに変わりはないため、これら3分野はまず、基礎的内容の問題演習を通じて、実践でも通用する基礎力を育てておくことが重要だ。
秋以降、様々なレベルの問題に取り組んでいく過程で、傾向などが見えてくると思う。そこで、出てきた3分野の問題は、出てきたタイミングで詳しく復習をして知識を身につけていき、その後同様の問題が出題されたときにミスすることが無いようにしておこう。
以上の①〜③までが、夏休みに物理が得意なMARCH志望の高3生に行ってほしい勉強だった。ぜひとも参考にしてもらって、有意義な夏休みにしよう!
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