【最新版】明治大学商学部の世界史入試対策!過去問の特徴&対策
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この記事はこんな方にオススメ!
- MARCHを志望しているけど各大学・各学部の世界史の出題傾向を知りたい。
- 明治大学商学部の世界史って難しいの?
- どのテーマがよく出題されるか知りたい!
明治大学商学部の世界史の出題傾向と大問ごとの対策を紹介していく。
明治大学商学部の世界史の特徴
それでは今回の記事では、明治大学商学部の「世界史」の問題がどのような特徴を持っていて、それらにどのような対策を取って臨めばいいのか解説していこうと思う。
商学部の受験生の中で、世界史を選択した人は2022年度入試では26%程度で、2021年度では28%と約3割が世界史を選択している。選択科目の中では、日本史の4割ほどに次ぐ選択者割合となっている。明治の他学部でも同じような選択割合になっており、世界史は比較的人気の科目であると言える。
では、明治大学商学部の「世界史」がどのような特徴を有しているのか、直近の四年分の過去問から読み取っていく。まずは、それぞれの年度における問題の概要をまとめておこうと思う。
2022年度から2019年度までの直近4年分の明治大学商学部の世界史の概要 | ||||
2022年度 | 2021年度 | 2020年度 | 2019年度 | |
大問数 | 5 | |||
記述問題の有無 | 有り | |||
試験時間 | 60分 | |||
難易度 | 標準~やや難 | やや易~標準 | 標準 | やや易~標準 |
年度の特徴 | 大問1、2で比較的難しい語句が何個か出題。どの大問でも、1つ2つ難問と言えるものが出題された印象。 | 傾向として珍しく、大問1で、契丹や靺鞨などのアジアの遊牧、騎馬民族史からの出題があった。 大問4,5が平易だった。 | 記述問題の内容が大問1、2ともに標準的で満点を狙いたいもの。 テーマ史では頻出の四大発明に基づくもの。 | 大問2が比較的平易な記述内容だった。大問3のテーマ史では、地理学史を元にしたものが出題された。 |
以上が、直近4年間の出題の概要となっている。問題構成などが変更されることはなく、難易度としても少し2022年度の問題内容が難しかった印象だが、やや易~標準の教科書レベルの語句からの出題が大半であるため、高得点を狙うことは十分に可能と言える。
上記内容と実際の問題から簡単に商学部の世界史の特徴を大問ごとに挙げていくと、、、
①大問1においては、語句の記述式で解答するもので、近現代の中国とその周辺国家の歴史が中心として出題される。
➁大問2においては、大問1と同様に語句の記述式の解答スタイルで、19~20世紀の欧米史、もしくはそれに関連した地域、例えばインドやアフリカ地域などが交互に出題される傾向がある。
③大問3においては、テーマ史からの出題となっている。例えば、四大発明などに関連した世界の地域に関して、バランスよく問われるものだ。中心は西欧史からの出題だが、幅広な地域から問われていることが大半。
④大問4においては、ヨーロッパ史が基本テーマとなり正誤問題の形で問われる。誤っている選択肢を解答させる設問が多く、正誤判定を正確に行っていく必要がある。
⑤大問5においては、3行以内での歴史事項論述問題が出題される。しかし問われるテーマは、近年4か年のものを見ると、「対抗宗教改革」「国土回復運動(レコンキスタ)」「三十年戦争」「百年戦争」などの超重要事項が問われるものであるから、ここでの失点は絶対に避けたい。論述だからとはいえ、恐れる必要はない。
大問ごとの特徴はこのような内容となっている。
ここまで見てきたことから言えることとしては、商学部の世界史に関しては、難問奇問といった部類の受験生を混乱に陥れるような意地の悪い出題がされることはなく、盤石な基礎力が身についているかを問うものであるということが言える。
MARCHレベルになると、満点阻止のためだろうと思われるような、超難問が出題されることは珍しくない。しかしながら、明治の商学部ではそのような問題がないため、得点源とすることができる科目になっている。
具体的設問に関して言及しておくと、大問1と2、3までは近現代史をメインとして、テーマと重ねながら幅広い地域の内容について問われるものであるため、出題内容を絞ることは困難だろう。中国史と近現代の各国史は確実に出題されると言えるだろうが、それ以外は読めず、関連事項にも注意を払っておく必要がある。
大問4に関しては、正誤判定問題が出題されるが、そこまで困難な正誤を確かめる必要がある問題はない。どの設問でも、明らかにこれは間違いだろうと言えるような選択肢がわかりやすく組み込まれているから、誤っている情報に惑わされず、自身をもって解いていくことが重要となるだろう。
大問5はMARCHの各学部で昨今出題されることが増加している、短論述式の設問だ。解答用紙の3行分の記述であることから、1行25~30文字と推定できることから、およそ75~90文字で語句の説明をすることとなる。コンパクトな内容にまとめなければ、すぐに字数オーバーとなるため、語句の重要な事項を的確にピックアップしていくことを心掛けよう。
明治大学商学部の世界史の対策
ではここから、上記した特徴から見えてくる、商学部の世界史を攻略するにはどのような対策をしていけばいいのか、解説していこうと思う。
語句記述式問題(大問1、2)について
このタイプの設問への対策としては、まず語句を正確に書けるようになっておく必要がある。どうしても世界史は暗記科目であることから、手を使って語句を書くことを怠ってしまうことが多い。しかしながら、大問1、2では、難解な文字を多く含む中国史などが多く問われることから、暗記の段階で用語を覚えるだけではなく、しっかりと書けるようになっておく必要がある。
しかし問われる内容としては比較的平易な基本事項がメインであることから、勉強の強度としては世界史の暗記の一環として十分に行えるものだ。「山川の世界史B」などの教科書の内容を抑えることから始め、重要事項を記述式で確認していくことができる、『ツインズマスター』などの問題集を活用していこう。
『ツインズマスター』の使い方に関しては、当サイトの別記事にて紹介しているためそちらも参照してみよう。
正誤判定問題(大問3、4)について
特徴の解説の際にも述べたところではあるが重要なことであるため繰り返しておくと、商学部の世界史の正誤判定問題では、明らかに間違いだなとわかる選択肢が用意されていることが多い。そのような選択肢をいかに素早く削っていけるかが勝負を分けると言える。
また、正誤判定問題はトータルで20問解答する必要があるから、判定はスピーディに行っていくことが重要になる上、できることなら全設問を解き終わった後にこれらの問題に関しては、しっかりと見直しを行ってほしいことから、よりスピード感が求められる。
そこまで多くはないが、文化史も数問出題されることから、この点に関してもぬかりなく暗記などの対策をしておく必要があるが、文化史は中国文化とイスラム文化、近代西洋文化を抑えておくのが商学部では重要になる。
特にこれらの設問への対策としては、単なる用語を暗記していくのではなく、周辺事項なども合わせて覚えていく意識を持っておくと、選択肢を絞っていきやすくなるため、『山川の一問一答』や『東進の一問一答』などの定番の一問一答を使い、単元ごとにまるごと覚えていこう。
短論述問題(設問5)について
短論述問題を解く際に重要となるのは、やはり、問われている事項に関する内容の重要事項を絞り、いかにコンパクトにまとめ切るかというところだ。文字数が少ないことから、余計な情報を入れるとすぐに文字数が足りなくなってしまうことから、中心的な内容、特に事項の起承転結や重要人物などを内容に含めることが必要だ。
解答する際には、まず問われている事項を見た瞬間に、浮かんでくるはずの内容に関する語句を箇条書きなどで、一気に問題用紙に書こう。些細なことでもいいから数を書くことだ。ブレインストーミングの手法を行うと、細かな点まで吸い上げていくことができるためおススメだ。
そして挙げることができた情報を次にふるいにかけていく。些末な情報や関連が薄い情報は消していき、残った重要な内容を今度は時系列などにまとめなおし、簡単に記述内容の流れを作ろう。
そして最後にはそれを解答用紙に適切に肉付けしながら解答していくこととなる。ここで、あまり重要事項が思いつかなかったときは、文字数を稼ぐという目線で、上記した関連が薄い情報も一応書き、要求されている3行は確実に埋めきろう。
対策としては、出題内容が世界史においても重要度の高い事項であることから、各時代、地域における重大な出来事は80文字くらいを目安にまとめておき、その内容を反芻しておこう。
また、短論述の対策には上記した「一問一答」が役立つことが多い。一問一答のリード文をそのまま書けば解答になるということも多いから、赤字の部分だけでなく、リード文も合わせて覚えていくことが重要となる。
以上が、明治大学商学部の世界史の特徴と対策だった。
世界史の勉強法やおすすめの参考書などは別記事で紹介しているため、そちらもぜひ合わせてチェックしてみるといいだろう。
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