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青山学院大学大学入学共通テスト利用入学者選抜方式まとめ

【最新版】青山学院大学共通テスト利用入学者選抜方式まとめ-出願スケジュールや倍率も

2022年11月5日
MARCH専門塾YDアカデミア代表
こんにちは!
MARCH専門塾YDアカデミア教務の宇山でございます!
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この記事はこんな方にオススメ!

  • 青山学院大学では共通テストのスコアを利用して合格できないの?
  • 入試方式が多すぎてどれを受ければいいか分からない。
  • 青山学院大学の共通テスト利用入学者選抜方式って何?

では今回の記事においては、全3回にわたって紹介している青山学院大学の入試方式詳細情報説明の記事の第3回目の記事として、「大学入学共通テスト利用入学者選抜方式」の説明をしていこうと思う。

青山学院大学の入試では、大学入試における一般的な方式の「個別学部日程方式」においても大部分の学部において共通テストの結果を用いることが求められている比較的特殊な大学だ。共通テストの比重が非常に大きい大学であるといえるだろう。

さて、このように様々な大学が様々な方式を設定している大学入試において、複数の大学を併願することが一般的な受験生たちがすべてを1人で調べ切るのはなかなか困難だと思う。そんな受験生の助けに少しでもなればと考え、この記事シリーズを執筆している。ぜひ参考にしてほしい。

一つ注意点としては、本記事は昨年度2022年度の情報をもとにして執筆しているため、最新年度版の情報とはなっていない。情報が発表され次第更新する予定であるため、この点だけ留意しておいてほしい。

それではさっそく、青山学院大学「大学入学共通テスト利用入学者選抜方式」の詳細説明を開始していく。

青山学院大学入学共通テスト利用入学者選抜方式詳細

まず初めに、「大学入学共通テスト利用入学者選抜方式(以下では共通テスト利用選抜)」がどのような試験方式なのか簡単に説明しておく。

共通テスト利用選抜においては、1月に行われる大学入学共通テストにおいて各学科が指定した科目を解答し、その点数に基づいて合否の判定が行われるという試験方式だ。共通テストの結果のみを用いて合否判断がされるから、各学部における独自問題を解答する必要がないところにメリットがある。

また、他大学も共通テスト利用入試を設定しているところが多いことから、他大学とも併願が行いやすいうえ、青山学院大学内の複数学部学科とも指定科目さえ満たしていれば併願が行えるという点もメリットといえるだろう。

しかしながら、共通テストはいまだ始まったばかりのテストであり難易度にもまだまだばらつきが予想される。そのため共通テスト一発のチャンスを逃さずに高得点をとるというところに難しさはあるといえる。

大学入学共通テスト利用入学者選抜方式の概要やスケジュール

それでは、共通テスト利用選抜の受験スケジュールや定員などをまとめておく。

出願期間全学部
2022年1月6日(木)~2022年1月14日(金) (Web出願登録期間)
2022年1月18日(火)(出願書類提出期限。郵送必着)
方式選択可能学部青山学院大学全学部(11学部)
募集人員(学部別)文学部 英米文学科:15名
フランス文学科:10名
日本文学科:5名
史学科:5名
比較芸術学科:5名教育人間科学部 教育学科:10名
心理学科:10名経済学部 経済学科:10名
現代経済デザイン学科:10名法学部 法学科:10名
ヒューマンライツ学科:5名経営学部 経営学科:10名
マーケティング学科:5名国際政治経済学部 国際政治学科:10名(3教科型)、10名(4教科型)
国際経済学科:10名(3教科型)、10名(4教科型)
国際コミュニケーション学科:10名総合文化政策学部 総合文化政策学科:10名理工学部 物理科学科:8名
数理サイエンス学科:4名
化学・生命科学科:10名
電気電子工学科:10名
機械創造工学科:10名
経営システム工学科:10名
情報テクノロジー学科:10名社会情報学部 社会情報学科:15名地球社会共生学部 地球社会共生学科:20名コミュニティ人間科学部 コミュニティ人間科学科:12名
試験日大学入学共通テスト実施日
合格発表日2022年2月13日(日)
入学手続き期間2022年2月21日(月)※締切日消印有効
出願に際して必要な書類・出身もしくは在籍学校長が発行した調査書など出願資格証明書類
原本のみ。未開封のもの。Web出願後に提出
・大学入学共通テスト成績請求票
⇒貼り付け用紙はないため、そのまま封筒に封入して提出
受験料全学部共通 18000
複数併願に基づく受験料の割引制度はなし

参考:青山学院大学

このようなスケジュールや定員となっている。やはり、共通テスト利用選抜は大学の独自試験を解くことなく合否が決定する試験方式であることからも、定員数が絞られており合格自体はなかなかに難しくなってくるだろうといえる。

出願者も多く、共通テスト本番において高得点を獲得する必要性は高い。

各学科ごとの共通テストにおける指定科目

次に、各学科が設定している大学入学共通テストにおいて解答を指定されている科目を一覧にしてまとめておく。

この指定科目を解答しなければ、合否判定が行われずに終わってしまうため、よく気を付けて確認をしてほしいと思う。自分が対策を進めている科目が多岐にわたっている人は、どの科目を利用して出願をするのかという視点でも確認しよう。

学部名指定科目(※印以外の科目は必須科目)
文学部必要科目数⇒3科目
「国語」「地歴または公民または数学または理科」「外国語」
※英米文学科においては「外国語」において英語のみ選択可能
教育人間科学部必要科目数⇒3科目
「国語」「地歴または公民または数学または理科」「外国語」
※「外国語」においては、英語のみ選択可能
経済学部必要科目数⇒4科目
「国語(古漢なし)」「地歴または公民」「数学(ⅠAorⅡB)」「外国語」
※「外国語」に関しては英語のみ選択可能
法学部必要科目数⇒3科目
「国語」「地歴または公民または数学または理科」「外国語」
経営学部必要科目数⇒3科目
「国語」「地歴または公民または数学」「外国語」
※「外国語」に関しては、「英語」のみ
国際政治経済学部【3教科型】
「国語(古漢なし)」「地歴または公民または数学」「外国語」
【4教科型】
「国語(古漢なし)」「地歴または公民」「数学(ⅠAorⅡB)」「外国語」
※「外国語」においては「英語」のみ
※国際政治学科と国際経済学科のみ【4教科型】を選択可能
総合文化政策学部必要科目数⇒3科目
「国語(古漢なし)」「地歴または公民または数学」「外国語」
※「外国語」においては「英語」のみ
理工学部必要科目数⇒3科目
「数学(ⅠA+ⅡB)」「理科」「外国語」
※「外国語」においては「英語」のみ
※物理科学科においては「理科」においては「物理」のみ
※物理科学科以外の学科においては「物理」または「化学」の選択が可能
※化学・生命科学科においては「物理」「化学」「生物」から選択が可能
社会情報学部必要科目数⇒3科目
「国語(古漢なし)または地歴公民または数学から2科目」「外国語」
※地歴公民科目からは1科目のみしか選択できない
※「外国語」においては「英語」のみ
地球社会共生学部必要科目数⇒3科目
「国語(古漢なし)」「地歴または公民または数学」「外国語」
※「外国語」においては「英語」のみ
コミュニティ人間科学部必要科目数⇒3科目
「国語」「地歴または公民または数学または理科」「外国語」
※「外国語」においては「英語」のみ

注:文系学科において「理科」を選択した場合
⇒「理科基礎」科目を選択した場合は、2科目を解答すると1科目とみなされる

基本的には共通テストでは3科目を選択して解答する必要がある。国際政治経済学部のみ、4科目を選択できる方式が設定されている点、少し幅広の選択肢をとることができるといえる。受験科目数が多い受験生の人は、検討してみることをおすすめする。

各学部学科ごとの倍率一覧表

では最後に、各学部の各学科ごとの試験倍率の一覧表を掲載しておこうと思う。

倍率は大した情報ではないと軽視する受験生は意外にも多いのが現実だが、実のところチャンスが多い学部を発見したり、自分のライバルがどれだけいるのかなど、出願する学部を決める上で重要な情報が詰まっているのだ。

自分が受験することを検討している学部学科以外の情報にも目を通しておくことをお勧めする。

 

学科・方式2020年度2021年度2022年度
文学部英米文学科
フランス文学科
日本文学科
史学科
比較芸術学科
4.6倍
4.9倍
16.9倍
4.3倍
6.0倍
3.0倍
2.7倍
4.6倍
2.7倍
5.5倍
3.4倍
4.4倍
4.4倍
5.3倍
5.7倍
教育人間科学部教育学科
心理学科
4.5倍
6.7倍
7.0倍
7.7倍
4.8倍
4.9倍
経済学部経済学科
現代経済デザイン学科
4.2倍
3.3倍
3.2倍
2.8倍
3.7倍
7.2倍
法学部法学科
ヒューマンライツ学科
4.3倍
―倍
3.7倍
―倍
3.4倍
4.9倍
経営学部経営学科
マーケティング学科
7.7倍
7.1倍
6.5倍
4.8倍
8.9倍
11.1倍
国際政治経済学部国際政治学科(3/4教科型)
国際経済学科(3/4教科型)
国際コミュニケーション学科
5.7/2.6倍
8.8/1.4倍
9.6倍
5.0/2.8倍
5.7/4.2倍
6.9倍
3.6/2.5倍
5.1/3.2倍
5.2倍
総合文化政策学部総合文化政策学部学科10.3倍
9.6倍
10.4倍
理工学部物理科学科
数理サイエンス学科
化学・生命科学科
電気電子工学科
機械創造工学科
経営システム工学科
情報テクノロジー学科
5.2倍
―倍
9.9倍
6.7倍
6.2倍
4.7倍
7.6倍
2.1倍
3.6倍
6.4倍
4.9倍
3.8倍
6.0倍
4.3倍
4.6倍
3.8倍
4.8倍
4.3倍
2.7倍
5.2倍
9.7倍
社会情報学部社会情報学科14.9倍
8.4倍12.2倍
地域社会共生学部地域社会共生学科5.0倍4.3倍
4.6倍
コミュニティ人間科学部コミュニティ人間科学科-倍13.2倍5.3倍

 

このような倍率となっている。倍率だけに注目すると、経営学部と総合文化政策学部の2学部が他学部と比較しても高い倍率となっている。倍率が高いということはそれだけで合格者数が少なくなっているとわかることから、この2学部に出願するにあたっては、共通テストでの得点には特に注意して挑むことが必要だろう。

 

以上で、青山学院大学における大学入学共通テスト利用選抜方式の詳細まとめを終了する。これにて青山学院大学における入試方式すべての記事を執筆できたため、この他の方式の詳細まとめにもぜひ目を通してみてほしいと思う。少しでも参考になったなら幸いだ。

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